スラヴァ

スラヴァ・・・カウンター・テナー歌手です。日本では「スラヴァ」の愛称で呼ばれますが、ヴャチェスラフ・カガン=パレイ(ロシア語: Вячеслав Каган-Палей)と名乗っているそうです。


カウンター・テナーとは、変声を過ぎた男性が裏声(ファルセット)や頭声を使って、女声パート(アルト、メゾソプラノ、ソプラノ)あるいは女声に相当する音域を歌うことを指します。


以下はWikipediaから一部抜粋した略歴です。

ベラルーシのホメリに生まれた。はじめベラルーシ国立音楽院(英語版)でヴァイオリンを学んだが、やがて声楽の才能を見出されて歌手に転じ、ベラルーシ・アカデミック・カペラで歌い始めた。
1987年にレニングラードフィルハーモニー管弦楽団との共演でシューマンの「レクイエム」のソプラノパートを歌い、ソリストとしてデビューした。

私がスラヴァを知ったきっかけは、龍村仁監督の『ガイアシンフォニー』という映画作品です。
その第三番。
星野道夫  フリーマン・ダイソン  ナイノア・トンプソンが出演する作品です。
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 さらに・・・、私はこの映画の上映を我が町で鑑賞するために、実行委員の筆頭に立って動いたのでした。15年以上も前のことになりますが。
教育委員会の協賛を得るために、夫も大いに協力してくれました。


この作品での挿入歌の一つが、スラヴァによるカッチーニの『アベ・マリア』だったのです。

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龍村仁氏が寄せる『アベ・マリア』への賛辞です。

スラヴァの「アヴェ・マリア」は、ほとんど“狂気”と紙一重のところまで鋭ぎ澄まされたマリアの愛だろう。
この曲を使いたいと思ったのはあのフリーマンの眼だった。
一人の人間の生命の時間をはるかに超えた宇宙的な時間を見つめている時のフリーマンの眼はまさに“狂気”の眼だ。母なる星<地球(ガイア)>の慈愛の背後に拡がる無限の闇の宇宙、母なる星<地球(ガイア)>の慈愛はまさにその無限の闇の宇宙に支えられて在る。スラヴァの「アヴェ・マリア」はその闇の宇宙から聴えてくる。それは“狂気”なのだろうか、それとも、<地球(ガイア)>をはるかに超えた宇宙のマリアの愛なのだろうか。


『アベ・マリア』も大好きですが、手持ちのCD『ララバイ』収められている曲たちも大好きなのです。
その中の一曲『ライラライラ』・・・いかがでしょうか??


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我が家の愛犬ぶーたろうも、思わず遠吠えする美しさ!!!!